熱中小学校とは

熱中小学校は、学びたい大人のための学校

●合言葉は、「もういちど7歳の目で世界を・・・

●多様な世界の先生の他では聞けない授業を聞くことで自分の新しい世界を発見することが出来る場

●新しい仲間と出会い新しい世界を表現していく場

●地方創生に繋がる役割を果たせるようになることが、この学校の理想

多くの人にとって自分のそれまでのやり方を変え、新しい方法で自分を表現してゆくことは難しいことだけど、同時に大きな喜びです。熱中小学校では、自分と全く違う人たちや先生に出会い刺激を与えあう事で、自然と自分の殻を超え、自分のそれまでのやり方を変え、新しい方法で自分を表現するという事が起きてきました。そうした方たちが自発的に仕事を作り出すことを応援します。

熱中小学校をスタートさせたきっかけについて

     2011年の東日本大震災の時、誰もが、“自分の力の及ばない危機に対して何かできないか!?”と、一瞬でも思ったと思います。 私たちはその思いを具現化すべく“見ず知らずの人を助け、見ず知らずの人に助けられ、新しい何かを実現する”という「他力創発」という新しい考え方に気づきました。そして「オフィス・コロボックル」という“たまり場”(サテライトオフィス)を、東京赤坂、会津若松、奥会津に起ち上げ、首都圏と地方が共同して福島県の風評被害問題を考える活動を始めました。

 あるとき、それを知った山形県のある会社社長様から、山形の廃校再生のご相談を受けました。現地に足を運び、地域を回り、子供がいなくても広い地域から集まった大人の学校として再開校しようという話になりました。それが1校目の高畠「熱中小学校」です。昔その小学校がTVドラマ‘熱中時代’のロケ地であったという事から「熱中小学校」と名付けられました。当初、あまりきちっとした計画的なものはありませんでしたが、まさに熱中小学校の合言葉のように、新しい仲間との出会いが化学反応をもたらし、現在も日本中に拡大しています。

 現在の地方創生は、それぞれの市町村が単体で進めていることがほとんどです。熱中小学校も最初は地元でやりたいという想いから始まりましたが、人と人の化学反応によって自然と日本各地に広がりと繋がりを持つようになりました。熱中小学校のこの新しいムーブメントは、「廃校などの再生利用による離れた市町村連携のプロジェクトは面白く、ビジネスマインドを感じる」と内閣府の地方創生部門や地方自治体から認められ、補助金を活用出来るようになりました。

一方4年の間に先生の数や運営方法も固まって、国や自治体の支援金なしでも開校できる、したいという希望も生まれてきました。

15校目になる予定の北海道旭川市の江丹別では、地元の有志の皆さんが集まって小さな単位から熱中小学校を起ち上げたいという想いが集まって育ててゆく地方分校という熱中小学校も生まれようとしており、その形態は多様化しています。

日本列島に震災がどこにでも起きるのではないかという昨今、被災した方や復興のボランティの方たちも参加できるという学校が昨年10月台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町で4月に開始します。

いずれの学校も、合言葉である‘もういちど7歳の目で世界を’という一生好奇心と学ぶ気持ちを大切にする精神のある大人の生徒さんが、交通費、宿泊費のみで授業していただくことに賛同いただいた各業界、学会の著名人の皆さんと‘熱’のある場を創り共に成長する事は共通しています。

生徒さんは、‘熱中パスポート制度によって海外も含めて無料で他の学校の授業に参加することができ、交流が生まれています。

また、企業版ふるさと納税制度を活用した、熱中インターンシッププロジェクトやシアトルでのプログラミング日米若者交流など、熱中小学校ベースに地方の全世代の人材育成に活用されてゆくでしょう。

熱中小学校の3つの目的

①地方と首都圏のソーシャル社会塾:

  地方創生は人づくりからです。地方には、自分たちは気が付かなくとも、他地区の人から見ると、良いものや良いサービスがたくさんあります。それらを首都圏と地方の両方の視点から見渡し、商品やサービスとして売れるように工夫したり、日本中の人がその町の魅力を知って、訪ねるようにしていきたいと思います。首都圏も含めて全国の村や町が一緒に問題解決を図るのは、地方創生には無くてはならない成功ポイントなのです。

②場ソフト を超えて人のパワーアップで開拓する:

  地方の学校は、それぞれの土地でもう一度、その地の価値を見直しています。再生したい場所を会場に選び、にぎやかな場を作り出しています。高畠同様に、八丈島、小林市、上富田市、琴浦町、萩市は元廃校を熱中小学校にしています。更別村では、閉鎖された旧農業研究センター、高森町は閉鎖された植物園を、遠野市は元工場、会津では酒蔵を、高岡では国宝瑞龍寺を、越知町はキャンプ場等を会場にして、そこに集まる生徒、先生が価値の再発見と再定義に取り組んでいます。また、上板は藍染めの普及センターである‘技の館’で藍による町おこしに取り掛かっています。米国シアトル校では日系の方々のコミュニティーの場となっており、2019年6月には日本から80人の先生、生徒さんが修学旅行で交流しました。

東京分校は、毎月各地から熱中人を迎えて各地の問題解決に知恵を集める会合を行っています。

「場」の上にソフトがあればいいという従来の考えを一歩進め、集まる人の成長と変化がその場を変えてゆき、これまでなかったような仕事や商品が生まれ、また人を呼ぶ連鎖を体験してきました。

③起業家精神をはぐくみ、自立する、震災から立ち上がる:

  起業といっても、必ずしも会社を興すということにこだわらず、昔からそこにある価値あるものを再発見し、先生や生徒の目をもって、モノやサービスを、再定義、商品化することと位置付けています。そのため、生徒には、新しいことを発見する力、それらを表現する力、コミュニケーションの力をつけてもらいたいと願っています。また、体験型のサービス商品の開発を通して、仕事と雇用を生んでいくことも念頭に置いています。自立の方法は各学校で多種多様ですが、助け合い、知恵を出し合い、励ましてゆける仲間や先生たちが全国にいます。

 2011年以来日本列島は震災の後遺症を残しながら生きてゆく国になりました。しかし復興を支援するボランティの存在はその町にとって貴重な関係人口です。2019年10月の台風19号の爪痕も生々しい宮城県丸森町に初めて‘知識のボランティア’を目指す熱中小学校丸森復興分校を開校いたします。

熱中小学校 丸森復興分校
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