第8回 始業式と最初の授業

10/21(土)第8期1回目授業
『社会変化を超える、2つのミカタを創ろう』

丸森復興分校第8期がスタート!
第8期1回目の授業は長野県松本市より林靖人先生をお招きして行いました。
林先生は信州大学の副学長でもあり、信州たかもり熱中小学校の教頭先生でもあります。
今回も蔵の郷土館斎理屋敷の新館が会場です。
今期から新たに2名の新入生が加わり、ホームルームは入学式も兼ねて行いました。
冨田校長先生の挨拶ののち、入学証書の授与、そして新入生代表の挨拶をいただきました。
熱中小学校に期待するもの、これから楽しみなことなどを話していただき、運営のこちら側も改めて気合いが入ります。

1限目は林先生による授業。
大人になるにつれて経験が重ねることがポジティブに働く一方、ステレオタイプ(思い込み・固定概念)が加速すると偏見や差別的な思考を持つようになります。
それによって新しいことの発見がしづらくなってしまうのですが、そんな時こそ偏見のない「7歳の目」で見つめてみる…
熱中小学校の理念でもある「もういちど7歳の目で世界を」という視点を取り戻すためのお話を、心理学的な視点から様々なワークもしながら学びました。
印象深かったこととして、年齢の経過とともに適応する力にも変化が起き、ステレオタイプ化していくということでした。
社会変化に適応し、柔軟な取り組み等をしていくには世代を超えて多様な視点で考えていくことの重要性を改めて感じました。
また、都合・目的で協力するだけの「連携」ではなく、繋がりを前提にした共創関係である「連繋」が大切であるということ。
自分たち以外の他者と同じ方向を見て、アクションが相互に繋がっていくことの大切さも学びました。

2限目は、先ほどの林先生のお話を受けた上で、「多様な”ミカタ”を増やす特訓をしよう!」と題したワークショップを開催。
パラレルワールドの丸森町を舞台に、新しく観光商業複合施設ができるという設定で、その施設の内容についてアイディア出しをしました。
あくまでパラレルワールドという設定なので、実現性は全く考慮せず、7歳の目で見てもらうことを重視しました。
百々石公園までのロープウェイを作る、お蚕さんまんじゅう、ペットと一緒に楽しめるレストランなど、ステレオタイプに依らない思考でたくさんのアイディアが出ました。
それまでの考え方、捉え方を少し変えるだけで本当に多角的にものが見えてくるということを実感する時間となりました。

林先生、本当にありがとうございました。

次回の授業は 11/19(日)を予定しています。
第8期2回目の授業もお楽しみに!

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